2012年1月8日日曜日

新駅、品川―田町駅間の再開発構想

<山手線の新駅>
山手線の品川―田町駅間(東京・港区)で、約40年ぶりに新駅を建設。東京都の石原慎太郎知事は6日の定例記者会見で、「駅として採算は合うと思います」と前向きに受け止めている考えを示した。


<再開発>
再開発エリアは昨年末、国の「国際戦略総合特区」にも指定され、都では、法人事業税の減免などで外資系企業の誘致を目指している。


<着手>
品川駅の北側に、東海道線と山手線に挟まれた楕円(だえん)形をした約20ヘクタールもの車両基地「田町車両センター」が広がっている。


14年度の着工を目指しているこの計画では、車両基地の引き込み線をはがして、西側を走る山手線と京浜東北線を東側の東海道新幹線側に寄せ、跡地約15ヘクタールに高層の商業施設やオフィス街を建設する。




都がはじき出した経済波及効果は約14兆6000億円。それを、外資企業の誘致で達成するとしている。


<着眼>

  • 現実
03年からあったこの構想は、当初の予定では上手い具合に進むはずであった。しかし、急激な円高と2011年3月の震災により難しい局面にある。実際、JRでは14年の新駅着工が震災により遅れるかもしれないという考えを持っている。


さらに、震災直後の国内においての外国人の減少は顕著である。



  • 投資
外資にとって税制優遇は大きい。しかし、今世界の投資は中国やインドといった新興国に向かっている。これはしょうがないことである。なぜかというと、日本はもうすでに育ちきっているからである。


そこで誘致されるものを考えると、ヨーロッパやアメリカの企業ではなく、中国やインドといった新興国の企業であることが予測できる。


<まとめ>
私たち日本の立場でこの新駅構想を考えると、新興国を相手にしたビジネスをこの駅周辺に展開することがベストであると考えることができる。


インド男性のフォーマルな民族衣装


2012年1月5日木曜日

日経市場占有率

昨日、「日経市場占有率 〈2011年版〉 」を見ながら今年の一発目はどのように行こうかと考えました。

<ノートに書き出した内容>

  1. 電子書籍に業界団体がある
  2. エコポイントで買い替え需要が高かった商品の買い替え時期調査
  3. タイの復興調査(インフラ、戻る企業、戻らない企業、新しく入る企業)
  4. 消費税増税・財政回復とJTなどの政府との関連性の強い企業などに影響はあるのか
  5. 原発⇒向こう何年だめになるもので、影響のある企業回復時期調査
  6. 最近のオフィス家具は省スペース性の強いものに需要が集中しているが、今後のオフィス賃貸業で強い企業は
  7. 炭素繊維のメリット・デメリット、日本の上位3社(東レ、三菱レイヨン、東邦テナックス)で世界7割のシェア⇒日々の動向に注目!
  8. 内ご飯が進むにつれて、基礎調味料から合成調味料の需要拡大
このように、いろいろ書き出して後から調べたり、新聞読みながら「え?これって!」ってな具合で投資材料を探しています。

<小学校の思い出>
炭素繊維の三菱レイヨンで思い出すことがあります。それは、私の小学校の近くに三菱レイヨンの工場があって、いつも黒い煙をモクモクと、おまけに臭いまですごかったことを覚えています。しかし、そんなことが許されることもなく、改善されました。いや~、臭かった(笑)

そんな三菱レイヨンに会社見学に行ったのが、私の初めての会社見学でした。その次は、マツダです。

当たり前のことではありますが、私の同級生の父親が三菱レイヨン、マツダの従業員ということはよくありました。今考えると大きな会社のその地域に対しての影響力というのはすさまじいものだと感じています。なんたって、家族の生活基盤ですから。

<参考図書>

2012年1月2日月曜日

流動性と株価

<はじめに>
以前「決算いいんじゃね?」で書いたことの補足を書きます。私は当時、漠然とこの方法で株の売り買いをしていましたが、色々なことを学び経験していく中でわかったことがあります。それが【流動性】です。

<流動性とは>
簡単に言うと、取引する相手の見つけやすさです。一般に不動産などの実物資産は流動性が低く、金融資産は流動性が高いと言われています。では、この流動性が決算発表とどのような関係にあるのかを見ていきます。

<流動性と決算発表>
まず、決算発表の日について触れていきます。近年、日本では決算発表を他の企業と同日に行うという傾向があります。具体的には、日本の上場企業は大半が3月末決算で、5月半ばまでに決算発表を行う義務がありますが、2010年で見ると多くの企業が5月14日に発表をしています。

では、なぜ決算発表を集中させるのか?その理由が、流動性にあるのです。

マスコミや株主の目を少しでも分散することを目的に、決算発表を集中させているのが現状です。このことと流動性の関係を考えると。


決算発表の結果、

問題あり→流動性低下→不適正価格
問題なし→流動性回復→適正価格

と、なるわけです。


<流動性と市場>
東証一部の銘柄では、この流動性をほとんど気にする必要はありませんが、新興市場(マザー・ヘラクレス等)では、一日の売買高が非常に少ないなどの理由で、この流動性は非常に関わってきます。決算発表日などでは、株価が乱高下ということもあります。

<まとめ>
決算発表日に株価が上がる下がるといった現象は、この流動性が関わってきます。過去、買いに踏み切れなかった投資家が決算発表を見て、好材料と判断しそれが流動性の回復となり株価が上がる。また、今まで持っていた企業の株が決算発表によって悪材料が出て、買い手と売り手のマッチングがうまくいかず、流動性が下がる。このようなことが起こっているのです。


<参考図書>